用語「後ろ向き研究」はどうにかならないか。「前向き研究」と対比ではあろうが,日本語のニュアンスとしてどうしてもマイナスイメージを得てしまう。ある原稿で「後方視的研究」の訳を見たことがある。これも「後ろ向き」を嫌ったということは偲ばれるが,いまひとつの感がある。「前向き」との対比で言うから「後ろ向き」になってしまうので,いっそ「前向き」も「予期研究」とすれば「後ろ向き」が「実績研究」あたりなどでどうだろうか。